子宮鏡に関連する患者さんのお悩みについて、
専門医がお答えします。
ご自身にあてはまる項目を選んでご覧ください。

なぜ子宮鏡なのか

患者

どのような場合に子宮鏡での検査が行われますか?

齊藤先生 齊藤先生

超音波検査やMRIなどで、子宮内の異常が疑われる場合に行います。

患者

子宮鏡検査はどういった特長がありますか?

齊藤先生 齊藤先生

直接子宮内を観察できるため、病変の大きさや数、性状を詳しく把握できます。小さな病変でも確認できます。

患者

体への負担は大きいですか?

齊藤先生 齊藤先生

無麻酔や局所麻酔でも検査ができますので身体への負担が少ない検査です。

患者

妊娠を希望していても受けられますか?

齊藤先生 齊藤先生

はい。これから妊娠したい方にも受けていただける検査です。

齊藤先生

痛み・負担・回復について

患者

この検査・治療は、どのくらいの痛みがありますか?麻酔や痛み止めは使われますか?

齊藤先生 齊藤先生

生理痛程度の痛みはあります。
ふだんの月経痛が強い方には検査前に痛み止めを内服していただいたり、局所麻酔などの軽い麻酔をすることもできます。

患者

身体への負担はどの程度で、仕事や家事への影響はありますか?

齊藤先生 齊藤先生

検査のあと少量の出血が続くこともありますが、日常生活への影響はほぼありません。

患者

通常、どのくらいで普段の生活に戻れますか?

齊藤先生 齊藤先生

通常は検査当日も普段の生活ができます。

患者

治療後に注意すべきこと(入浴、運動、性行為、仕事復帰の目安など)はありますか?

齊藤先生 齊藤先生

感染予防のため、当日の入浴は控えて、シャワーのみをお勧めしています。また、当日は激しい運動や性行為は控えてください。翌日以降のお仕事には差し支えないです。

患者

痛みや不安を軽減するために、医療側ではどのような工夫をしていますか?

齊藤先生 齊藤先生

普段から生理痛が強い方には検査前に痛み止めをのんでもらったり、麻酔をすることもできます。検査中には声をかけながら不安を軽減するように努めています。事前に不安なことがあれば、遠慮なく医師や看護師にお尋ねください。

治療法の選び方について

患者

子宮内膜ポリープは、どのような場合に治療が必要になりますか?
経過観察でよいケースもありますか?

齊藤先生 齊藤先生

不妊や不正出血の原因になったり、悪性の可能性を否定するために、治療したほうがよいと考えていますが、大きさや複数個あるときが手術の判断に重要です。極小さく1,2個のポリープであれば経過観察するケースもあります。

患者

薬物療法、手術、経過観察など、どのような治療選択肢がありますか?

齊藤先生 齊藤先生

子宮鏡手術以外の選択肢としては薬物療法や経過観察があります。
月経痛がひどい場合は低用量ピルや黄体ホルモン製剤、子宮筋腫に対してはGnRHアンタゴニスト製剤などの薬物療法を行います。

患者

それぞれの治療方法について、効果、体への負担、回復期間の違いを教えてください。

齊藤先生 齊藤先生

子宮内膜ポリープに対して、子宮鏡手術は身体への負担が少なく、確実な治療方法です。
当日から普通の生活が送れます。薬物療法では排卵が抑制され、月経量が減少し、月経痛の改善が期待できます。GnRHアンタゴニスト製剤は長期間使用すると骨密度が減少することが知られているため、原則6か月間以内の使用です。

患者

治療法によって、妊娠・出産への影響はどのように異なりますか?

齊藤先生 齊藤先生

子宮鏡手術後に妊娠・出産への影響は少ないと考えられています。薬物療法の場合は、中止後1か月ほどで通常の月経が起こり、妊娠、出産への影響はありません。

患者

症状の強さや年齢、妊娠の希望などを踏まえて、治療法はどのように選ぶのがよいでしょうか?

齊藤先生 齊藤先生

症状が強い場合や病変が大きい場合は外科的治療(手術療法)をおすすめすることが多いです。妊娠を希望される場合は、ご年齢を考慮して、体外受精などの生殖補助医療と手術療法を組み合わせた治療をおすすめすることがありますので、遠慮なくご相談ください。

不妊症に関連して

患者

不妊の治療にも子宮鏡は取り入れられているのですか?

平池先生 平池先生

着床を妨げるような子宮内の病変を診断・治療する方法として取り入れられています。

患者

子宮鏡でどのような異常が見つかりますか?

平池先生 平池先生

子宮内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫、子宮腔癒着、慢性子宮内膜炎など、不妊症に関連する異常所見を見つけることができます。

患者

子宮鏡治療で妊娠しやすくなりますか?

平池先生 平池先生

着床を妨げるような子宮内腔病変を取り除くと妊娠しやすくなるとされています。

患者

体外受精や胚移植の前にも行われますか?

平池先生 平池先生

子宮内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫、子宮腔癒着、慢性子宮内膜炎などのような異常が疑われる時に検査が行われます。病変が不妊症と関連すると判断される場合、手術を先行させてから、不妊治療を再開することもあります。

患者

身体への負担や通院への影響は大きいですか?

平池先生 平池先生

身体への負担は少ないので、検査のあとは通常通りご自宅へ帰れます。入院で手術することになっても、せいぜい2泊3日で済むことが多く、日帰りで手術をする施設も増えています。

平池先生

不正出血について

患者

不正出血には、どのような原因が考えられますか?

平池先生 平池先生

子宮内の疾患であれば、子宮内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫、受胎産物遺残、帝王切開子宮瘢痕症、子宮体癌などの原因が考えられます。排卵異常、血液凝固異常などが原因で起こることもあります。

患者

どのような不正出血があれば、すぐに受診すべきでしょうか?

平池先生 平池先生

月経時期と関係ない出血が複数回の月経周期でみられる場合には、病院を受診することをおすすめします。

患者

不正出血がある場合、どのような検査が行われますか?

平池先生 平池先生

まずは 子宮頸がんや体がんの検査、経腟超音波検査を行います。所見によっては子宮鏡検査、MRIなどの検査を行うことがあります。

患者

原因が分かった場合、どのような治療方法がありますか?

平池先生 平池先生

診断名により大きく異なります。子宮内膜ポリープのような子宮内腔の良性の病気は子宮鏡で治療できますが、病気の種類や程度によっては、薬物療法や他の手術療法を行います。

患者

不正出血がある間、日常生活で気をつけることはありますか?

平池先生 平池先生

病状によりますので、まずは主治医にご相談されることをおすすめします。性交渉や激しい運動は避けておいた方がよいと思います。